脳性麻痺改善
脳性麻痺の改善にもボトックスは使われることがあります。
脳性麻痺は、出産前後の脳障害が元で、運動と姿勢を正常にすることができない病気のこと。その症状には個人差があり、全身に及んでいる人もあれば、足だけに症状が見られるという人もいます。
合併症として、てんかん、知能の遅れ、呼吸や食事が自分では取れない、などの症状がみられることが多いようです。
そして、脳性麻痺には、強い緊張筋が見られる場合があります。
ボトックスには筋肉の収縮作用の伝達を抑制する働きがありますので、この働きを利用して筋肉の緊張を緩め、治療に役立てようというのです。
内服薬の投与やリハビリと併用すると、さらに改善が顕著なようです。「体や顔の向きを自分でコントロールできるようになった」「首や肩の凝りがよくなり、寝ていても苦痛ではなくなった」という患者さんや患者さんの家族の声も多く聞かれます。
しかし、日本では、ボトックスを使っての脳性麻痺治療ができる病院は限られているのが現状です。